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転職回数が多いのは不利?【ジョブホッパー】

転職ノウハウ
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 一般的に転職回数が多いと企業に敬遠されると言われます。しかし、大企業の中で採用を担当する中で転職市場の多くの人たちが何回も転職していることに気がつきました。そして、そういった人たちを高年収で採用してきました。また、私自身も30代前半までに4社の大企業を経験しているジョブホッパーです。しかし、新卒で入社した会社の同期よりもはるかに高いお給料をいただいています。そういった経験から転職回数がどのように転職で影響するのかを自分と採用側の両方の経験から紹介していきます。

転職回数が多いのは、不利なのか?

 これは日系企業か外資系企業か、企業文化がどうか?によります。

日系企業

 日系企業は転職回数を気にする会社が多いです。一方で、エンジニアなどが多い企業など転職に抵抗を持たない文化の会社は転職回数をあまり気にしません。そもそも転職市場を見ると、1回も転職しない人や1回しか転職経験がない人のほうが遥かに少ないのです。よって、転職回数を気にしていると欲しい人材が採用できません。そのため、日系企業であっても極めてフラットにスキルを見て判断してくれる会社が徐々に増えてきた印象です。とはいえ、私が採用をしている時もいくら優秀な人材だということを訴えても人事部から転職回数の多さを指摘されたり、部課長クラスから本当に雇用して大丈夫か?ということをよく指摘されていました。よって、日系企業の場合は転職回数が不利に働く可能性が高いと言えるでしょう。一方で、近年人材の流動性が高まっている背景もあり、転職の理由が妥当なものであり、スキルが高ければ問題なく採用される可能性はあります。私も5、6社転職しているエンジニアを採用したことがあります。

外資系企業

 ほぼ気にしません。むしろ、スキルしか見ていないといった感じです。とはいえ、転職の理由は問われますし、そこを説明できなければ選考を通過できないのは同じです。1年程度の短期離職の場合も、多くの転職エージェントは外資系企業であれば気にしないということで、ガンガン求人を紹介してくれるでしょう。

転職回数よりも転職のストーリーを気にすべき

 転職回数は採用している側からすると、正直気になりません。というのも転職回数が多くとも書類選考を通過する候補者というのは、職務経歴書が非常に魅力的です。そういった方は、転職にストーリーがあります。決して、会社が嫌だからといった短絡的な転職理由ではなく、「こういうスキルを身につけ、将来はこういう人材になるため」という明確な目的を持って転職をしている人が多いです。こういったストーリーが形成されていれば、面接する側は転職回数の多さを許容できますし、むしろ新卒で入社して言われた仕事だけをこなしてきたため、まともなスキルがついていない人材よりもよっぽど魅力的なのです。このようなしっかりと転職のストーリーが語れるジョブホッパーは、「良いジョブホッパー」だと言えるでしょう。

転職回数よりも在籍年数を気にすべき

 転職回数が多くとも、一つの会社で3年程度働いているのであれば気にしない面接官も多いでしょう。一方で、1年未満で転職を繰り返している人については、上述の通りストーリーがありません。なぜなら、1年未満の在籍ではその会社でスキルを身につけたり、プロジェクトを担当することもできないでしょう。よって、面接官側からすると転職理由のストーリーが見えてこないのです。こういった方は選考に落ちてしまいます。これは正社員ではなく、フリーランスなどでも同じです。短期で職場を転々としている人は、スキル不足や人間性に問題があり職場から契約を延長してもらえなかったと判断します。こういった在籍年数が短い企業が続き、転職回数が多いジョブホッパーは面接官からすると「あまり良いジョブホッパー」には見えないでしょう。

今回はしっかり腰を据えて働くつもりであることを伝えること

 企業は自社を踏み台として考えている人を良くは思いません。しかし、面接で「ここで××スキルをつけて、○○にいきたい」とか「独立したい」というような発言をする人がいます。こういう考え方の人はジョブホッパーだとしても敬遠される可能性が高いです。一方で、終身雇用を前提として話をしてくる人も敬遠されます。難しいのですが、「終身雇用が保証されている世の中ではなくなっているのでどうなるかはわからないが、今回は腰を据えて働きたい。」というような「会社にぶら下がるつもりはないが、短期離職をするつもりはない。良い環境であれば、ずっといる」というスタンスをしっかりと伝えるのが良いでしょう。転職回数が多くなると、「自社に入社するとどうするのか?また転職するつもりで入社してくるのか?」ということを問われることが多くなります。私は毎回上記の回答をしてきました。そして、本当にその通りに思っています。こういった回答であれば、面接官は不快感をいだきませんが、「最初から転職先でスキルを学んで転職をまたする」という企業を踏み台にするスタンスだと雇用する側はあまり良い気持ちはしません。この辺りをしっかり説明できないと、選考では不利になってしまうでしょう。

エージェントに事前に説明してもらうこと

 転職エージェントは職務経歴書とともに推薦書のようなものを送ってきたり、メールなどでどういう人物なのか?を記載して、企業に送付してくれます。なぜ世間的に見て羨ましいと言われる企業をやめるのか?職務経歴書の空白期間は何をしていたのか?なぜ短期離職したのか?など書類を見ただけだと疑問を持ってしまいそうな部分を書類選考時に説明してくれるのです。これは自分で応募してしまったケースでは困難です。書類選考で落ちてしまっては元も子もないため、面接にたどり着く確率をあげるため転職エージェントを利用して、理由を添えて応募してもらうのが良いでしょう。おすすめの転職エージェントを下記に記載しているので、参考にしてください。

転職エージェント比較

まとめ

 転職回数が多い人は日系企業などでは気にされることが多くなります。しかし、転職にストーリーがあり、それに伴っていれば問題なく選考に通ることも多いです。大事なのは転職のストーリーとそれに伴うスキルが身についていることです。転職市場には3回、4回と転職をしている人がいっぱいいます。そういった中でも年収をアップしたり、良い環境をつかめている人たちはストーリーのある転職をしている人たちです。そこをしっかり意識して転職していきましょう。

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