スポンサーリンク

【未経験エンジニア就職】プログラミングスクールに行くべきか?

就活ノウハウ
スポンサーリンク

 未経験からエンジニアの転職がものすごく人気になっていますね。その中でよく話題にあがるのがプログラミングスクールです。プログラミング未経験者がエンジニア就職を目指す時、プログラミングスクールに行くべきでしょうか?現役のエンジニアの視点から、見解を述べます。

システム開発は教わることで加速度的に成長する

 エンジニアを目指す時、ネットでは「スクールが無駄」、「独学で勉強できる」などの意見が散見されると思います。確かに、今私が新しい言語や技術を学ぶ時、スクールに通うことはありません。しかし、それはエンジニアとしての軸ができているからです。つまり、新しい技術を学ぶ時、何をどのように調べて、どのように勉強すれば効率が良いのか?ということがわかるのです。この感覚は、学生の時は私にはありませんでした。なぜなかったのか?それは、開発をするために何が必要でなのかが全くわからなかったのです。それが社会人になって、システム開発を経験し、そこにいる先輩にさまざまなことを教えてもらったことでエンジニアとしての軸ができました。そのため、Javaだろうが、Rubyだろうが、PHPだろうが、自分が使ってきた言語でやってきたことが別の言語でも似たようなことができるだろうという前提で勉強を進めていきます。また、システム開発の経験があることで、「こういうことが出来ないといけない」という開発のために必要不可欠なことがわかるので、最短で新しい言語や技術を学ぶことができます。あなたには、そのエンジニアとしての核や軸というものがありますか?それがある人はスクールに行く必要はありません。

 一方で、その軸がない人は独学で学ぶことは厳しいでしょう。なぜなら、「何を学ぶのが良いのか」がわからないからです。結果現役のエンジニアから見ると、「今それやる必要なくない?もうそれ古いよ?なんでそんなことやってるの?」ということが起きます。そんな方は身近に、学ぶべきことを教えてくれる現役のエンジニアを探しましょう。現役のエンジニアから現場で使う生きた情報をもらってください。そして、そこで得た情報で独学を進めていきましょう。エンジニアのスキルは「師匠」と呼べる人を見つけることで加速度的にスキルが伸びます。

教わる人がいない人はプログラミングスクールに通うべき

 ここまで読んでもエンジニアになりたい方は、おとなしくプログラミングスクールに行きましょう。まずはスクールに通って、システム開発の軸や基礎を身につけましょう。はっきり言って、独学は現役エンジニアが新しい技術を学ぶ際には効率的かつ経済的ですが、未経験には非効率です。誰かに教わるのが早いのはエンジニアの世界でも同じです。独学でエンジニアを目指していて、的外れな勉強をしているような状況になっては目も当てられません。

プログラミングスクールから就職できる?

 いきなり大手に就職・転職するのはほぼ無理です。有名大学の文系学生なら可能性があるかもしれません。ほとんどの人はそうではないでしょう。冷静に考えてください。高給を出す大手の企業が未経験からスクールに通った方を採用しますか?そもそも、スクールに通った程度で皆高給になるのであれば、皆エンジニアになるのではないでしょうか。そんなうまい話はありません。まずは、小さな企業だったり、多少給与が安くても実務経験をつめる場所に就職してください。大手でなければ、スクール卒でも就職はできるでしょう。エンジニアは実務経験が非常に重要視されます。そして、高卒や未経験から1000万近い年収を得ている、大手に就職しているエンジニアを何人も知っています。でも、彼らも最初から大手に入ってきたわけではないのです。ベンチャーや小さな企業で実務経験をつんで、そこで成果を出して大手に入ってきているわけです。

 私は大手の事業会社でエンジニアを採用をしています。多くのスクール卒の方から応募があります。しかし、書類を通過される方はいません。一方で、未経験からベンチャーなどで経験を積んで選考に応募された方は面接まで多くの方がたどり着いています。こちらからスカウトを投げることもあります。未経験であっても、一度実務経験が詰めれば大手へのステップアップは不可能ではないんです。それほどまでに実務経験のあるエンジニアが足りていません。なので、まずは実務経験をつんでください。そこを目指しましょう。実務経験の重要性は下記の記事でも紹介していますので、ぜひ読んでみてください。

会社を辞めてから、プログラミングスクールに通うな!

 会社を続けながら、プログラミングスクールに通うのは大変でしょう。しかし、エンジニアというのは本当に向き不向きがある職です。プログラミングが好きな人は、ゲームをやるようにプログラミングにのめり込みます。そして、未経験からいくつかの会社を経て年収1000万に到達するエンジニアもいるでしょう。しかし、その一方でプログラミングが好きになれない人もいます。その場合、前職より高いお給料を稼げない可能性があります。エンジニアとして何より再就職もできないかもしれません。まずは、会社を辞めないでスクールに通ってみて、実際に自分の向き不向きを判断し、適性があると判断したら会社を辞める決断をしましょう。

まとめ

 エンジニアは実務経験が重要です。独学で学ぶのは、簡単ではありません。まずは現役のエンジニアがいれば、その人にアドバイスをもらってみましょう。そういう人がいなければ、まずは軸を身につけるためスクールに通いましょう。それがエンジニアへの近道です。そして、スクールに通ってもいきなり高給取りになることはほぼ不可能です。まずは実務経験が積める会社に就職して、システム開発の経験をつみましょう。そうすれば、高給なエンジニアや大手企業への道は開けます。そういう人を何人もしっています。未経験から年収1000万のエンジニアは確かにいます。でも、簡単な道ではありません。それでもエンジニアの世界に足を踏み入れたいと思う人は、まずスクールに通うというのは「決して悪い道ではない」と大企業の現役エンジニアかつエンジニアの採用を担当している立場からすると思います。

タイトルとURLをコピーしました